ごま

ごま
I
ごま【胡麻】
(1)ゴマ科の一年草。 東アフリカの原産とされ, 日本でも古くから栽培される。 高さ約80センチメートル, 全体に軟毛が密生する。 茎は四角柱状で直立し, 葉は長楕円形。 夏, 葉腋(ヨウエキ)に筒状の白い花をつける。 蒴果(サクカ)は円柱状で, 多数の小種子を含む。 種子の色は品種により白・黒・淡黄色などがあり, ごま塩・ごまあえなどとして食用とし, またごま油を搾る。 ウゴマ。 ﹝季﹞秋。
〔「胡麻の花」は ﹝季﹞夏〕
(2)黒い小さな点や粒。
(3)「胡麻点(ゴマテン)」の略。
~を擂(ス)・る
人の気に入られるように振る舞って, 自分の利益をはかる。 おべっかを使う。

「上役に~・る」

II
ごま【護摩】
〔梵 homa〕
密教で, 不動明王・愛染明王などを本尊とし, その前に作った護摩壇で護摩木を焚いて仏に祈る行法。 木は人の悩みや災難を, 火は智慧や真理を表す。 息災・増益・降伏(ゴウブク)などを祈願する。
~を焚(タ)・く
護摩木をたいて護摩の行法を行う。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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